小児眼科5分で読める
子どもの近視はなぜ増えているのか——外遊びと目の健康の関係
世界的に子どもの近視が急増しています。その背景には「屋外活動の減少」が大きく関係しています。親御さんが知っておきたい近視対策を解説。
日光が近視を抑制するメカニズム
屋外で過ごすと、明るい光(2000ルクス以上)が目に入ることでドーパミンが分泌され、眼軸(目の前後の長さ)の伸びが抑制されると考えられています。屋内のどんな照明も屋外の日光には及ばず、1日2時間以上の屋外活動が近視の進行を有意に抑えることが複数の研究で示されています。
近視進行抑制の医療的アプローチ
眼科的な近視進行抑制には、①就寝中に装用するオルソケラトロジー(角膜矯正コンタクト)、②低濃度アトロピン点眼薬(0.01%アトロピン)があります。どちらも近視の進行を抑える効果が臨床データで示されており、小学生から始められます。
家庭でできるルール作り
①1日2時間以上を屋外で過ごす(授業の休み時間も活用)。②近くを見る作業は30分に一度休憩。③読書や勉強は正しい姿勢で、目から30cm以上離す。④スクリーンタイムは年齢に合わせて制限し、寝室に持ち込まない。
本コラムは一般的な情報提供を目的としており、医療上のアドバイスではありません。症状がある場合は必ず医師の診察を受けてください。